目について読んだエントリ色々

ネットに何か書くことの利点を初心に〜(略)

http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20070926/1190793052
立場は違えど、森博嗣のキシマ教授を思い出した。
言うまでもなくこの日記(ここ)は、主にというかほぼ99%自分自身のための場(自分の立ち位置の確認やら考えをまとめる途中の場、当時の考えを思い出す場として)であるが、アウトプットの場を持てるという点でもインターネットの普及はこれまでにない革新的な出来事だと再認。ただ日記を書くのと、たとえ誰も読まなくとも「公開して書いている」という意識の下に書くのとでは、わけが違う。
また、ここのコメントでリンクが張られているこれから人文系大学院へ進む人のためにこのページも、時既に遅しといった感はあるが、興味深く読めた。
「後で読もう」としなくて良かったといえる。

「おばあちゃん」「おかあさん」でググる

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070927/p1
google関係の話だったからSEO話かと気になって読んだら、こんなエントリ。
そのすぐ下でジェンダーフリーについてのエントリがあるのが面白い。
と思ったら、宮台真司とも関係あるhttp://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070807/p1こんな本を出してる人だった。
そりゃ面白いわ。
ブログごとブックマーク投入。
余談だけど、僕は共産主義フェミニストを自称しています。ただ、フェミニストの最初の敵はジェンダーに支配された(されていることにすら無自覚な)男性ではなく、ジェンダーに支配された、あるいは自覚的に受け入れている・利用している女性だと思っていますが。
というわけで、フェミニストの敵は女性。

自ら学ぶ習慣、人月なんかさっさと超えろ

http://d.hatena.ne.jp/favre21/20070925
http://d.hatena.ne.jp/t_yano/20070925/1190740421
これってあらゆることに通じるよなぁ。
授業が上手い先生ってのは大抵質問も沢山受けるし、そうなると生徒は勝手に勉強するようになって〜みたいな。
逆に言えば、自分が学ぶ方ならこの辺のことを自覚して自分自身を見ることで、学ぶべきタイミングってのが計れるんではないかと思う。
仕事でパソコン使ってても家に帰ればこうやってまたパソコンの前に座るくらいにパソコン好きだけど、別にプログラムは好きじゃないんだよなぁ。
「好きなこと」でも仕事にすると苦痛とよく言うけど、仮に「好きなこと」を仕事でやって苦痛だったとしても、仕事とは別に趣味として「好きなこと」をやるだろう。
漫画家で、仕事としてイヤイヤ漫画描きつつ、空いた時間で趣味として好き勝手に漫画描くみたいな感じで。
そうなると、趣味として楽しんだことが、苦痛な仕事に活かせるわけで、どうせ何やったって仕事なんて大なり小なり苦痛があって当たり前なんだから、仕事の能力を上げる効率が良いという意味では、好きなことを仕事にした方が良いのかもしれない、と思った。
昔は絶対イヤだったけど。

忙しい人と仕事が出来る人の20の違い

http://d.hatena.ne.jp/favre21/20070927
日常生活においての自分を自己採点。主に勉強とか雑務とかについて。
本当の仕事の時は多分これと違うけど。

  1. 「忙しい」と周りに言うのは無能の証明だと思うが、「無能なんだな」と理解して貰い、過剰な期待を防いで忙しい状況を避けるために、「忙しい」と自ら(大して忙しくなくてもそれ以上忙しくならないために)言うことが多い。
    そのため間違っても仕事が出来る人ではない。
  2. 少しでも早く終わらせて暇になりたい。だけど自分の設定した時間を超えるとパニくる&イライラする。
    やはり間違っても仕事が出来る人ではない。
  3. 納期ギリギリでやる。それまで遊んでる。
  4. 納期ギリギリでやるので乱されたら終わらない。だからよっぽどのことがない限り何が起きてもスケジュール強行。
    乱されないのではなく、乱したら終わらないから仕方なく乱されないようにするという情けない理由。
  5. 完成系を考えて取りかかるが、時間がなくなると完成度を落としてでも帳尻合わせて想定時間内に終わらせたがる。
  6. 絶対プライベートの時間優先。
    プライベートの時間が取れないような事態が続くと、そもそも仕事を投げ出す。
  7. 100やれと言われたら100しかやらない。手直しするのも面倒だし、必要以上にやるのも時間を食うから。
  8. 忙しいの嫌いだから断る。
  9. まず最初に一番楽になるよう段取りを考える。
  10. 楽したいから最初に楽する方法を検討しまくる。
  11. トラブルシューティングしなければならない関係者とは最初から仕事しない。
  12. その時点で最も効率的に出来る物が優先。
  13. 電話は滅多にかかってこないし、人が話しかけても無視する。
  14. 集中してる時は鳴っても無視
  15. 自分がやるのがイヤだから人に頼んだことは絶対覚えている。
    しかも人に対しては納期に厳しい。
  16. 楽するために人に頼むので、くどいくらいに指図する。
  17. 常に楽をすることを考えていて、楽をするためなら努力を惜しまない。
    矛盾している気がするけど。
  18. オートメーション化最高。
  19. 体調が悪いと休む。モチベーションが低ければやらない。
  20. 絶対に忙しい状態はイヤ。受け入れるくらいならその仕事から逃げ出す。



リンク先を見て自分の場合はどうか顧みたけど、どう見ても仕事が出来る人ではない。
単に忙しいのが嫌な仕事が出来ない人である。

にこにこの真の魅力は疑似リアルタイム性

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070930/p1#tb
当たり前であるが、コメントがなければニコニコ動画である必要がない。
知らない人に説明しておくと、ニコニコ動画youtubeのようなもん。youtubeとの最大の違いは動画上に洋画の字幕のような形で「コメント」を残すことが出来て、そのコメントを動画と同じように共有できる点。
掲示板に書き込みする感覚で、誰でも好きなタイミングで好きな位置に字幕を残せるので、動画に対する突っ込みやらなんやらで使われます。
てか「誰でも動画の好きなところに字幕をつけられるyoutube」以上にわかりやすい説明が出来ない。
イメージとしては、映画を見ながら「なんでこいつここにいるの」とか「すげー」とか「主人公撃たれたw」とかワイワイ話す感じ。
衝撃的なシーンにはコメントが累積して字幕が沢山出てきたりするし、好みの分かれるシーンでは賛否両論の感想が字幕として残っていたりする。


で、こっからはリンク先では言及されていない話。
感想をネット上でリアルタイムに共有するだけなら、今までもテレビで映画を見ながらチャットや掲示板でワイワイ話すとかのやり方で実現されていた。
というか、ニコニコはリアルタイム共有ではない。疑似リアルタイム(あくまでそのとき動画を見ている者にとっての「リアルタイム」)である。


どういうことかというと、双方リアルタイムに意見やら感想やらをワイワイ言って共有するのではなく、「誰かがいつか感じた感想」をコメントとして残すことで、「次に見る誰か」と共有するのがニコニコなのである。
一番最初にコメントを書き込んだ人間は、他の人間がそのシーンを見てどう感じたかを知る術は(コメントを書いた時点では)無い。
だが、その後そのシーンを見ている側からすると、例えば主人公が撃たれるシーンを見て「ああっ!」と思った瞬間に、「前にその動画を見てそのシーンで『ああっ!』というコメントを書いた誰か」の「ああっ!」というコメントが表示されるので、疑似リアルタイム的に他の人の感想を共有出来るわけである。


どうにも文章がまとまらないので結論だけ。
ニコニコってのはコメントが溜まることで意味が出来る物であって、コメントを否定することは即ちニコニコのアイデンティティーの否定である。
ニコニコの感想共有は双方向発信だが、リアルタイムではなく「疑似」リアルタイム。
(あなたが付けたコメントが読まれるのは1年後かもしれないし、またあなたが見たコメントは誰かの1年前の感想かもしれない。
 だが任意のタイミングで任意の場所に字幕として貼れるので、読んでいる側からするとリアルタイムに見える)

結びに

まだまだ読みたいサイト、読みたいエントリがいっぱい。
昔、図書館の本を片っ端から全部借りるという夢があったけど(結局一つの棚を制覇しただけで挫折)ネットのコンテンツはそれより遙かに膨大。
よく人間は不老不死には耐えられない(何百年も生きると生きることに飽きるからとかそんな理由で)と言うけれど、とりあえず図書館とネットさえあれば、数百年はゆうに暇つぶし出来るんじゃないか。
出生率低下してるんだから、もっと個体寿命延びてもいいだろうに。

しかし読み返すといつもにまして分かり難い文章だな。