結びにかえて

あーまぁなんだ、恋愛主義や資本主義、社会やその他諸々から戦わずして逃げ出した人間は、全ての夢や希望といった物を諦めるしかないのです。
夢や希望は全て嘘であり、存在しない物であり、虚構に塗れたでっち上げの物だと信じない事には、惨め過ぎるのだ。
でも、そんな中、時折触れたそれらの物を「嘘だけど価値のある物」と認めない事には、生きるわずかな喜び、瓶の底に残された一滴の喜びすら、無くしてしまうのである。