読書速度

漠然と遅い方ではないだろうなと思っていたのだが、入浴しながら読書するようになって、結構速い方かもしれないという事に気がついた。
普段は読書の時間を計った事などないが、風呂場に持ち込んだ本を読み終わって風呂場から出た時に、「あれ、まだこんな時間?」と思ったので。
文章を速く読む上でやってはいけないと思っている事の一つが「頭の中で音読する」という事である。これをやっている限り、音読の壁とでも言うような物を超える事が出来ない。
読書速度は十代の頃が恐らくピークで、無意識的に頭の中で音読しないという事を実践していた。
その後何故か頭の中で音読するのが癖になり、読書速度はかなり落ちた。
おそらく私小説などを読むようになったのが原因だろう。
小説を読む際には、登場人物の台詞などはやはり音読したい。私小説風の話ならば、平文も音読した方が感情移入ができる。
そんなこんなで音読して読む事を習慣としているうちに、癖になってしまったのだ。速読法などとは逆の事をしてしまった事になる。
というわけで、ここに紹介されているサイトで測定してみた。
数パターン問題が出るようなので、意識的に脳内での音読を避けた結果と、普段通り脳内で音読した結果を。
脳内音読しない場合:4134/分、脳内音読した場合:2103文字/分。
速読法などを学んだことがない身としては、この辺が限界か。
ともあれ、やはり実際に小説などを読む際にはこれより数段遅くなっていると思われる。