ネチズンとして

ただ、基本的に自分はネット古参の部類なので(技術原理主義者になれるほど技術がないが)、同じ古参の考え方の多くに大いに賛同する。
というか、フツーに考えりゃ当たり前の事なんだけど、単に知らないから賛同できないってだけの人が多いんじゃないかと思うが。

たとえば(主にはてなグループモヒカン族のところを参考に)

  • W3C原理主義
    • 統一された標準規格があった方がウェブの利便性が上がるのは当然で、「なるべく従いましょうね」程度の強制力で推し進めるのは当たり前の事。というわけで、「従った方がいいよなぁ」とは思えども実践できてないのが実情。こんな事を言ってると「ケータイの俺にはカンケーネーヨ」と言われそうだが、ここを見ているということが、既にウェブに十分関係しているのだ。
  • CSS原理主義
    • これもその方が利便性が上がるのだからという話である。デザインとテクストは分離されていた方が、色々と便利なのは明白だし
  • リンクフリー
    • 以前にも書いたが、ウェブ上にデータを公開するということは、その辺の道端に絵を置いておくようなものなわけで、それを見た人が「国道○号線の○○交差点に絵が置いてありました」と言いふらす事は止められないわけである。「ここに絵が置いてあること、秘密にしといてね」と言うのは勝手だが、秘密にしておきたいなら、なぜ最初から鍵のかかった屋内に置かないのか。
      もちろん、ウェブサイト閲覧者に対する、お願いとしての「リンクはトップページにお願いします」などはむしろ閲覧の利便性を考えての事が多いので、賛同。

と、まぁ、モヒカン族の方々(恐らく自分も同類)の思想に共感するところが多い。それと同時に群れた所で意味がないから見てるだけだけど。
でもこれって「燃えるゴミと燃えないゴミは分別しましょうね」「観光地ではゴミは持ち帰りましょう」とかと同じで、全体の利益を考えりゃ当たり前の事なんだよなぁ。実態が理解されてないから拒絶反応が起きているだけじゃないのか、と。