じゃぁこの問題を語るときって?

まず、NEETの定義をお互いに定める所から始めないとダメでしょう。
言葉なんてのは、特に便利な言葉(短いセンテンスで多くの情報を伝えられる言葉)になればなるほど、定義は曖昧になるんだから。
というわけで、ここでは便宜上、NEETを翻訳した『学生以外で、雇用されず訓練もしていない者』という意味に更に『勤労意欲の無い者』という意味も加えて使用する。さらに『雇用』という労働形態に限定せず、金銭を稼ぐ行為に従事していない者って事で。
あ、これだけだと主婦も入ってしまうので、配偶者となっている者も別にしないと。
というか、労働のための訓練をしていない時点で勤労意欲がないのは当たり前なのだが。

さて、この時点でまず、勤労意欲のある人間に関しては今回は言及しない。
そもそも、働きたくても働けない者を支援するのは、現在の日本の社会形態として当然の事だし、言及する必要性は無いだろう。
ただ問題は、勤労意欲のある人間も無い人間もニートとして同じように扱われている点で、そもそも勤労意欲のある人間は労働の場を、救いを求めているわけで、求めるものは救われるのである。

で、じゃぁ、「えーべつにー働く気ないしー、やりたい事ないしー」と言う人間に対し、どうすればいいのか。そもそもどうにかする必要があるのかって話だが。