ドイツは結構好き。でも

勝手な言い分だが、ドイツは今回優勝「してはいけない」と思っている。
なぜなら彼らはホスト国であり、そして今回のWCの「世界よ来たれ、友のもとへ」というスローガンは、侵略国ドイツというイメージからの完全な脱却と、人種差別に対しての取り組み、なによりもサッカーによる世界レベルでの友好を押し出しているわけで。
そこでホスト国であるドイツが優勝してしまうと「なんだかなぁ」「結局お前ら勝つのかよ」と。
もちろん大会スローガンやそういったモノと、真剣勝負である試合は別問題だから、誰もが納得できる強さをドイツが見せ付けて優勝するのなら、構わない。
だが、スウェーデン戦といいアルゼンチン戦といい、これは審判のレベルの問題だが「なんだかなぁ」といった部分があるのは確かだ。いわゆる「ホーム有利」というヤツである。
世界の人たちみんな友達、ようこそ友よドイツへ、などと言っておきながら、サッカーの試合ではホスト国贔屓して結局優勝するのかよ、というのは、なんかもう今回のワールドカップの理念自体を否定するかのような行為になってしまうわけで。

というわけで、あくまで全力で戦うのが前提だが、できればドイツには決勝で負けて頂きたい。
その為にはノっているドイツを、さらに捻じ伏せるだけの力が必要になるわけで。ポルトガルにせよフランスにせよ、頑張ってください。