日常茶飯事

良かった事だけ思い出して やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で 今動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
〜くるみ〜

根が後ろ向きなのか、過去のことを思い出してウダウダすることが多い。
良かったことを思い出すのではなく、悪かったことを思い出して「あの時こうしていれば」「なんであのときこうしなかったんだろう」から始まり、徐々にその当時の自分の気持ちを思い出し、脳内で再体験してしまう。
そんな時、いつも決まって唱える呪文が「やめろ」と「思い出すな」である。
やめろやめろやめろやめろ思い出すな思い出すな思い出すな思い出すな
心の中で唱え続け、仕舞いには口に出して呟き、「やめろ思い出すな」という考えで脳内を満たし思い出すのを抑制する。
この日記に関しても同じだが、不思議と書いてしまったことに関してはそれ程の後悔はない(むしろはっきりと文字として突きつけられる分、自己嫌悪の度合いは上がるが)。
呪文を唱えるのは、大抵人が忘れていたり、人からみたらどうでもいいような些細なことである。
中学生や小学生だった時のこと、酷いときは、物心ついた頃、祖父に玩具を買って貰った時のこと(なんであの時AとBで迷ってBの方にしなかったんだろう。Aはすぐ壊れたのに)や駄菓子屋で無駄遣いした時のこと(なんで当時自分にとって大金だった1000円をガシャガシャに費やしてしまったんだろう。ダブリが8個という悲惨な結果だったのに)などなどを思い出しているときもある。何がきっかけなのかはわからないが。
でも、これを思い出している間は、少年だった頃の気持ちを思い出せるということでもあり、悪いことばかりでもないのかもしれない。思い出してる当人にとっては苦痛でしかないけど。