自分の満足感と結果を混同しちゃあかんわな

一週間寝ないで頑張って勉強して30点のヤツより、一週間遊び歩いていたけど80点のヤツの方が、成績は上である。
んなこたぁ、学生なら誰だって知ってるだろう。
これは会社とかでも多分同じなんだけど、難しいのが、社会人は大抵の場合、比較しやすい点数みたいな物が出てこないって点じゃないだろうか。
生産性だなんだっつっても、短期間でお金を生む物もあれば、長期的に見なければ結果がわからない物もある。ブランドイメージを上げていく戦略なんて、短期間で結果は出なくて当たり前だし、ある程度の期間を見越して戦略を立てるのが前提なわけで。
(ただ、もちろん戦略を立てる上で、「どの程度の期間でかけたコストをペイ出来る程の成果を得るのか」って見通しを立てて、それから実行する必要はあるけど。てか、これがなけりゃ、「効果が出るまでにどれくらいの期間とコストがかかるかわからんけど、とりあえずやってみよう」って話であり、戦略でもなんでもないわな)


でもまぁ、30点だったヤツとしては、「授業に毎回出席したし、試験勉強も頑張ったのに、なんであんな授業にも出ないで遊び歩いているヤツの方が評価が高いんだ」と不満に感じることもあるだろう。
だからこそ、「熱意」だの「態度」などを評価するのだろうけど、そもそもの目的が「授業で教わる内容をどれだけ身につけられるか」である以上、熱意だ態度だなんてのは、「授業で教わる内容を身につけ易くするための物」であり、熱意を持つこと自体が目的じゃないわけである。
授業にも出ずに遊び歩いていたヤツが自力で80点取ったのなら、そいつは短時間で授業のポイントを理解して、自分なりに身につけたのだろう。
(自力で取ったのでないなら論外だが)
つまり、そいつの方がより効率の良い勉強方法をしていたというだけのことで、効率のよい勉強方法をして空いた時間で遊んでいたというだけの話だ。
っていうか、本当に「熱意」なりなんなりがあるなら、自ら効率の良い学習方法を模索しないか?
(試験前の一夜漬けで乗り越えただけで、実際身についてはいないとか、そういうのはとりあえず置いておくとして)


世の中には、探せばいくらでも「効率の良い方法」ってのが存在する。
問題は、それを知っているか知らないか、あるいは探そうとするかしないかの違いだろう。
もちろん、効率の良い方法を探すのには、労力がかかる。だから、「効率の良い方法を探す労力+それを実行して問題解決する労力」と「現状の方法で問題解決する労力」のどちらがより良いか、考えなければいけないわけだが。


昔は電車も車も無かったように、「効率の良い方法が存在しない」という状況もある。
だが、電車や車が出来たように、「より効率の良い方法」を求める人が増えれば、それは作られ、また誰も作らないならそれを作ること自体が一つの「効率の良い方法」になりえる。


「効率の良い方法」を自ら作るのは難しい。
ならばまず、誰かが既に作った「効率の良い方法」を徹底的に利用するところから、始めれば良い。
幸いなことに今はインターネットで、「効率のよう方法を探す労力」がかなり軽減されている。
そして慣れてきたら、いずれ自分なりの「効率の良い方法」を作れば良いのだ。


とまぁ、こんなことを思ってグダグダ書いたわけだけど、これってまさに最近流行の「ライフハック」ってヤツなんだろうなぁ。
昨日、効率良くなりそうなフリーソフトを沢山入れたけど、一度に沢山入れたせいで、使いこなして効率良くなるまで時間かかりそうで、これってどうなんだと自問。