そろそろ富士山に登ったことでも書くか

確かに僕は出不精で、最近左手の小指の外側がピリピリ痺れていて調子が良くなくて、起きている時間の半分以上をパソコンの前で過ごすくらいに不健康な奴だけれど、九月初旬に富士山に登ってきた。
あーもっとなんかこう、ワクワクして面白い書き出しになるはずだったのに、初っ端から台無しである。グダグダして鬱陶しい書き出しなら自信あるのに。

午前五時頃、五合目から登り始めた

経験者の方と一緒に、車で五合目まで行って、大体四時四十分くらいに須走口から登り始めた。
山頂までは、休憩時間込みで、6〜7時間の予定。


この時は、「3776メートルとは言っても、半分以上車で登ってるし、おばちゃんとかも登るわけだし、余裕だろ」とか思ってた。*1
水みたいな鼻水がタラタラ流れてくるくらいに風邪ひいてたけど、富士山を完全に舐めきって登山開始。

六合目の手前で、御来光




この頃は、まだまだ元気で、写真を撮る気力も有り余っていた。


富士山頂上を見ても、「あーもう見えてるじゃん。余裕っしょ」ってな感じで。

六合目へ



まだまだ余裕。

七合目


七合目の前から、下を見下ろした写真。

七合目到着。今見ると「座るな!」って書いてあるな。山小屋の人ごめんなさい。
素泊まり6300円、カップラーメン735円、ペットボトル525円という価格を見て日本経済に思いを馳せると共に、予想以上に六合目と七合目が離れていて、「ひょっとしてやばいのではないか」と思い始める。

八合目



持ってったカロリーメイトの袋が、パンパンになってた。
徐々に写真撮る余裕も無くなってくる。

八合目〜山頂

キツくなってきて、山頂に着くまで殆ど写真撮ってない。

龍の巣だ! 父さんはあの中にラピュタを見たんだ!!

火口。落ちたら死ぬな、と思いながら撮った。

一緒に行った人の内の数名はお鉢巡りに行ったけど、そんな余裕も無かったのでダウンして待つ。

下山

最早下山中は写真を撮る余力も無く、ひたすら泣きそうになりながら歩いてた。
砂走りって、なんですかあれ。降りやすいとか書いてあるけど、全然なんですが。
小学校高学年くらいの、外国人の子供達ははしゃいで駆け下りてたけど。


下山道、五合目付近。
暗くなってくるし森の中に一人だし、本当にこの道で合ってるのか不安になりながらの一枚。
下山道の看板が無ければ、多分泣いてた。

感想とか

タオル、寒くなった時用のフリース、軍手、五合目で最初に買った金剛杖、雨具、替えのTシャツ以外は、特に装備らしい装備もせず登った。
もっとちゃんと準備をすれば良かったと、後から反省。


服装は、捨てても良いジーパン、捨てても良いシャツ、Tシャツ、軍手という、軍手以外は普段の格好と大差無いような、舐めた服装。
靴は捨てても良いナイキのスニーカーだったけど、降りる時に砂が入ってきた以外は特に問題なかった。
降りる時の日光と風で巻き上げられた砂が鬱陶しかったので、ゴーグルがあると良いと思う。
実際、他の人のゴーグルを借りた。あれで相当楽になった。


飲み物は、富士登山のサイトに1リットルもあれば足りると書いてあったので、500ml×2しか持って行かなかったけど、結局8合目で500mlで500円のペットボトルを一個買った。
最初から1リットルのペットボトル+氷入れた水筒とかにしておけば良かった。


飴はかなり良い。飴ちゃん一個で100メートルは登れる気がしてくる。


下りは足の負担考えて走らなかったけど、砂走りは走って降りた方が楽だったかもしれない。


とりあえず結論としては、富士山舐めるなってことで。

*1:後で知ったのだが、バスツアー等の人たちは、河口湖口から登ることが多いらしい