一人暮らしメモ・自炊中心に

今後引っ越した際の自分用メモも兼ねて。春だし。


一人暮らしで何が面倒って、結局炊事洗濯掃除なわけである。
脱いだ服は洗濯カゴに突っ込んでおけば、いつの間にか洗われてたり、黙っていればメシが出てきたり、放って置いてもリビングが綺麗になっていたりなんてことは、一人暮らしでは多分無い。小人が住んでる家とかなら別だろうけど。
で、その辺について、自分なりのやり方。

休日に全部やる

僕は元々面倒くさがりで、毎日コツコツやるタイプではないので、毎日掃除とか、毎朝ご飯を炊くとか、帰ってきて洗濯するとかが出来ない。
金銭面の問題があるので、基本は自炊している。洗濯も、毎回クリーニングに出すほどブルジョアじゃないし、ハウスクリーニングを頼むような金もない。
なので、基本は休日に全部やっている。
もちろん、毎朝ご飯を炊ける人や、毎日掃除出来る人はそうした方が良いと思う。
だが、僕の場合一〜二週間に一回位のペースで、今のところ日曜にまとめてやることにしている。どうせネットやって本読んで寝るだけの休日だし。
それほど料理が好きなわけでもなく、安く上げるための自炊。生きていくため・栄養が偏らない程度に食べられればいいやというスタンス。
なので、出来合いの総菜を買ったり外食した方が安くあがるなんて状況は本末転倒。
以下、それを前提に。夏休みの宿題を毎日ちゃんとやったりする人には向かない。

必要な物・自炊編

  1. 二口以上のガスコンロ(出来ればグリル付き)
  2. まな板
  3. 最低限まな板が置けるキッチン
  4. まな板が洗える広さのシンク
  5. 包丁
  6. ピーラー
  7. フライパン
  8. 両手鍋
  9. もう一個鍋(片手鍋でも両手鍋でも)
  10. ヤカン
  11. ホットサンドメーカー(全くもって必要ではないが、僕の場合)
  12. 電子レンジ(オーブンとかついてるのだと便利)
  13. コップ
  14. 色々小分けして冷凍しておく為の容器
  15. 冷蔵庫
  16. 炊飯器

といった所か。
もちろん、どの程度料理をするのかにもよるが、「野菜炒めとシチューとカレーと炒飯くらいしか作らねーよ」って人でも、上記の物はあった方が良いと思う。


ガスコンロは、絶対二口以上あった方が良い。
炒め物をしながら煮物、煮物しながらヤカンでお湯湧かすとか、両手鍋でカレー、フライパンで炒め物とか、必ず二口以上欲しくなる時が来る。
何より、二口あれば使ってなくてもとりあえず置いておけるのが良い。
グリルは余り使わないけれど、焼き魚食べたくなった時とか、焼き芋食べたくなった時とかに、グリルがないと悲しい気分になるし、パンを焼いたりおつまみ作ったりと、何気に大活躍したりする。


ピーラーは必要というわけではないけれど、あった方が良い。というのも、無いと皮を剥くのが面倒で、自炊頻度が減る。
100円ショップで買えるので十分だし、買っておくべき。
逆に万能スライサーみたいなのは、場所を取るしあっても意外に使わなかったりする(ちゃんと料理する人は別)ので、みじん切りを頻繁にやる人でなければ不要。僕は実家にあった余っていたのを使っている。もちろんあった方が便利。
ピーラーにせよスライサーにせよ、もちろん無くても包丁で出来るんだけど、手間を軽減することが自炊を続ける秘訣だと思う。


鍋は、両手鍋一つでも良いけれど、「カレー大量に作って鍋に入れたまんま」という状況が一人暮らしではままあるので、そんな時、鍋が二つ無いとカレーが無くなるまでうどんすら茹でられないことになるので、大きめの一つと、小さめの物もう一つあった方が良い。


ホットサンドメーカーは、もう完全に僕の趣味だけど、これは各家庭に一つはあった方が良いと思っている。
電気式じゃなくて、バウルーとかの直火式のヤツ。
どれだけホットサンドが好きかによるが、普通のサンドイッチより美味しいし、作るのは5分もかからないし、美味しいし、何よりパンとハムとチーズさえあればオシャレな(気がする)メシが食える。


電子レンジは、ご飯の解凍等で大活躍するので、必須。
オーブンとかついてると便利だけど、凝った料理する人じゃなければまず使わない。


不精者こそ、小分け容器で冷凍推奨。サランラップよりも、容器の方が楽。
買ってきた野菜とか、すぐに小分けして冷凍しておくと後で非常に助かる。
平日疲れて帰ってきて、そこから野菜切って料理して〜なんて面倒すぎる。
肉ならそのまま冷凍。野菜なら物によって茹でてから冷凍等。


あと、炊飯器は冷凍ご飯で構わないなら、5合以上炊ける物を買った方が良い。
これも小分けして冷凍しておくことで、毎日炊飯せずに済む。


他に、
圧力鍋、土鍋、中華鍋、シャトルシェフ、ミキサー、食器洗い機なんかもあった方が、格段に料理が楽になるけれど、この辺欲しがる人は最初からある程度料理出来る人だと思うので、そういう人は自分に必要な物を買えば良いと思う。
とりあえず初めての一人暮らしとか、初めての自炊って人は、「あー圧力鍋あったら便利だなぁ」とか「あー鍋やりてぇ。土鍋欲しいな」とか思うようになってから買えば十分。
いきなり形から入って色々揃えまくっても、使わずに終わる可能性の方が高いし。

必要な物・掃除洗濯編

これはもう、掃除機・洗濯機があれば事足りるので、特に言うことはない。
ただ、掃除機とは別に、クイックルワイパーみたいな物や、箒があった方が良い。
掃除機をかけてちゃんと掃除するのは週一ペースなので、普段ちょっと埃が気になった時などに掃除する用に。
いちいち掃除機を取り出すのは、割と面倒である。
僕は無印の、システムちりとり・システムほうき等を利用している(規格が共通のため、ポールが共有出来るので)。


あと、基本的に一〜二週間に一回しか洗濯しないので、それに耐えうる下着や服の量は必要である。

たとえばこんな休日

昼過ぎ、あるいは昼前頃起床。
洗濯カゴに溜まった洗濯物を、洗濯機にブチ込んで、スイッチオン。
すかさず、炊飯器で5合〜8合くらい米を炊く。
洗濯機と炊飯器が頑張っている間、自分はすることが無いので、溜まった食器を洗う。
で、頃合いを見ておかずを作り出す。
おかず作りが終わった頃にはご飯が炊きあがっているから、食う。もちろん炊いた分全部は食わない。
で、食ったらすかさず洗い物をする。
その頃には、洗濯が終わっているので、洗濯機から取り出す。
大抵一週間〜二週間分くらい洗濯物を溜めているので、取り出したらもう一度洗濯機を回す。
その間に、一回目の分を干す。
干し終えて、二度目の洗濯機が回っている間に、大量に炊いた米を、小分けにして冷凍して、その後部屋の掃除をする。
一人暮らしの部屋なんて、20分もあれば掃除が終わるから、終わったら洗濯が終了するまで風呂にでも入る。
風呂からあがって、二回目の洗濯物を干したら、とりあえずルーチン終了。自由時間の獲得である。
あとは、夕方までダラダラして夕方買い物に行って夕飯作って寝る前に風呂入って、結局特に何もせず休日を終える。


とまぁ、僕はこんな休日を過ごしてる。
重要なのは、僕が休日を無為に過ごしているという事実ではなく、洗濯・炊飯・掃除・料理あたりを平行して行っている点。
洗濯機と炊飯器は、スイッチを入れれば自動でやってくれるのだが、いかんせん1時間近くかかったりするので、その間に色々やってしまおうということ。別に取り立てて言うほどのことではないけれど。
これを毎日実行するとなると、面倒になる。
実際、洗濯開始から二回目の洗濯終了までの間で、炊飯、料理、掃除等全て終わるし、時間が余って窓際でコーヒー飲みながら黄昏れられる程である。
洗濯機のスピードによるが、毎日洗濯したり掃除したりするより、一〜二週間に一回、2時間くらい使うつもりで炊事洗濯に専念した方が、多分効率が良い。

料理の下準備

洗濯や掃除は、「普段はやらない。休日にやる」で済むのだが、料理はそうはいかない。
休日にカレーを作っておいて、一週間ずっとカレーを食うという手もあるが、毎日カレーではちと飽きる。
かといって、毎日帰って来てから台所に立つのは面倒くさい。
というわけで、休日に一週間分の下準備をしてしまうことにしている。

休日に、その週食うであろう量の米を炊く。
僕の場合は、大体四合〜六合くらい(うどん、パスタの比率が高いので)。
一度に炊いてしまって、あとは容器なりラップなりで、小分けにして冷凍しておく。
腹減った→米炊こう→炊きあがるまで40分待ち というのが、腹減った→米解答しよう→5分で食える に変わるので、小分けする時間を考えても、やるべき(副次的に釜を洗う頻度が減って手間が省けるというメリットもある)。

米以外の食材

やはり休日に、その週食うであろう量の材料を下ごしらえしておく。
基本はスーパーに行って大量に買い込んで、小分けして冷凍しておけばOK。
納豆とか卵とか牛乳とかは、切れたらその都度買えばいい。100円ローソンとかの24時間開いてる100円ショップが超便利。


肉なら、一回あたり使う量に切り分けて冷凍。野菜は物によって冷凍方法が違うので注意(詳しくは、「野菜 冷凍」とかでググる)。
意外にほとんどの食材は冷凍できます。
冷凍する際のポイントは、使うときのことを考えて、一回分の量にしたり、切っておいたりしておくこと。
これを怠ると、毎日の料理で面倒くさくなる。
実際料理するときは、冷凍庫から取り出して解凍して即フライパンor鍋に入れて、味付けすれば完成 位になるようにしておくと、楽。
冷凍庫がなければ、自宅でほうれん草のお浸しすら食べることはなくなると思う。

麺類

麺類は作るのにそれほど時間はかからないし、パスタはレンジで茹でられる容器も売ってたりするので、冷凍したご飯がない時に便利。
僕の場合、うどんとパスタが大好きなので、一週間に二回は食べている。
食パンは冷凍出来るけれど、冷凍してしまうと食べるまで時間がかかってしまうので、基本的に常備はしていない。
パンの利点は、即食べられること。賞味期限が短いので、食べたくなった時に買ってきて、二〜三日で食べてしまう。
ホットサンドメーカーがあると、色々挟んで食べる楽しみがあって超オススメ。

まとめ

総じてポイントは、時間のある休日にまとめて行って、平日の労力を減らすという点。
休日は予定が一杯で、平日の夜しかできないよ! という人は、平日の内どこか一日、二時間くらい取って、上記のことをまとめてやった方が楽だと思う。


一人暮らしで自炊するぞー! と意気込んだ人が、結局自炊しなくなる大半の理由は面倒だからである。
毎日帰って来てから、包丁とまな板出して食材切って、調理して、終わったら洗い物して〜なんてのは、ちょっと考えただけでも面倒だ。
少しでもここの労力を減らすために、下ごしらえはまとめてしてしまおうという話。
まとめてやった方が効率も良いし(冷凍したりする分、味は落ちるだろうけど)。
何より、休日に下ごしらえしてしまうと、「家帰ればすぐメシ食える」「っていうか食わないと冷凍庫パンパン」という状況になるおかげで、「面倒だなぁ、メシ食って帰っちゃおうかな」という外食の誘惑に打ち勝てる。


もちろん息抜きも必要なので、休日に一切下ごしらえせず、外食や麺類中心の週なんてのもあって良いと思う。


一人暮らしで、自炊等を続ける最大のコツは、気負いすぎないこと。
もともと料理が好きな人なら別だけど、そうじゃないなら、あまり気負わず、「自炊した分でお金浮けばラッキー」程度のつもりでやり始めるのが良い。