大人ってなにさ

前日の日記に続いて。
葉桜はそれはそれで良い物だし、緑に染まる夏の桜もそれはそれで良い物だし、もちろん満開の桜も良い物である。
優劣を決めようと思えばいくらでも決められるだろうけれど、優劣を決めた所で桜が満開になるわけじゃないのだから、今あるそのままの姿を受け入れて楽しんだ方が良いだろうなぁ、と思う。
まぁ「どうしようもない事、変えられない事は受け入れて楽しむしかないね」という非常に後ろ向きな事を言っているだけなのだが。
きっと、その諦めが大人になるという事なのだろうと思う。
森的に言えば、それが大人になるというメカニズムであり、諦めを繰り返す事で死の恐怖が薄れていくのだろう。
昔は、もっと色々なことを諦めていなかった気がする。きっと今は自由に空も飛べるはず、くらいの勢いで、納得できない全ての事を拒んでいたと思う。
いつの間にか、あるがままにしかならない事があると知り、そして受け入れた。
それがいい事なのか悪い事なのかはわからないけれども、これもまた、受け入れるしかない事なのかもしれない。
今の自分がそうである以上、あの頃の気持ちを思い出すことは出来ても取り戻す事は出来ないし、それすらも受け入れて行くしかないのだろうなぁ。