好き嫌い

好きか嫌いかと、強いか弱いかとかは、それぞれ別な問題である。
人間的に嫌い、プレーが嫌いだとしても、上手いヤツは上手いし、強いヤツは強いのだ。
例えば俺はイタリア代表が嫌いだし、出来れば準決勝で敗退して欲しいけれど、上手いのは事実だし、勝負強さがあるのも確かなのだ。
ようするに、好き嫌いという感情で普遍的な事実まで歪めちゃダメですよ、と。
(イタリアに関しては、それら上手さや強さを考慮した上で、ドイツに負けるのではないかと予想)
で、じゃぁ中田の場合はどうかというと、それなりには好きな選手だが、評価は
「もし中田が欧州強豪国の生まれだったら代表当落線上で、仮に代表に召集されてもベンチ程度の選手」
という評価である。
ローマ時代やペルージャ時代を持ち出して、中田は世界トップクラスと言うファンもいるが、仮に98年WCの時、中田がイタリア国籍だったとしたら、彼がスタメンでWCの試合に出場するのは難しかっただろう。