逆マタヨシ的選民思想

一定以下の年収の家庭は、子供を作るべきではない。
一定以下の学歴の人間は、結婚するべきではない。
一定以下の能力の人間は、生きるべきではない。
愚者の蔓延は人類にとって大きな害悪である。
優良種をより多く残す事が群の使命である。
群にとって価値のない者は不必要である。
負け犬は今すぐ腹を切って死ぬべきだ
腹を切れないなら処刑されるべきだ。
転生なきよう地獄へ落とすべきだ。

彼らはただ死んで終わるものではない。
唯一神が地獄の火の中に投げ込む者達だ。彼らの擁護者も同様だ。理由は優れた選民こそが人類を次なる高みへと昇華させるべきだからだ。詳しい理由は特にない。

弱者も馬鹿も犯罪者も

腹を切って死ぬべきだ

競争

人類は大昔から、殴り合い、殺し合いをしてきた。
勝ち残った者のみが、優良種として種を残してきた。
それは現代においてもまた同様であるべきだ。
社会保障など負け犬の理屈に過ぎない。
劣等種を保護する余裕があるなら優良種をより多く残すことを考えるべきだ。

権利

愚民どもにあらゆる権利は必要ない。
愚民には何かを判断することなど出来ない。
愚民どもを真っ当に生かしてやっているせいで、世は愚民相手の販売競争に犯される。
愚民にはそれが必要かどうか判断が出来ない。故に買う。
愚民には計算が出来ない。故に借金をする。
愚民には政治も経済もわからない。故に誤った投票をする。

愚民に権利を与えるということは、民主主義において自らの命を右も左もわからぬ赤子に預けることに等しい。

故に愚民に権利は必要ない。


愚民は民ですらない。

蛙の子は蛙

愚民の子は愚民である。
鳶が鷹を生むなど、極稀な例である。
愚民を生かすことの弊害を考えたら、無視できるほどの。
生まれてきた鷹により、どんなに大きなリターンが得られようとも、愚民を生かすリスクの前には無意味である。


故に愚民を根絶やしにするべきだ。

速やかなる実行を

速やかなる実行が必要である。
地球温暖化も、国内紛争も、国際紛争も、テロも戦争も疫病も格差社会も不景気も粉飾決済も高齢化社会も環境破壊も交通事故も、全て愚民によるものだ。
最早残された猶予は少ない。


選民による選民の為の選民のみの社会共同体の作成こそが、人類を存続させる術なのである。

免罪符

この文章の筆者である私は見紛う事なき愚民である。年収、学歴、能力、どの面で見ても愚民だ。
処刑対象の典型である。
だが、宇宙・万物そして人類を創造し、天国と地獄も造り持っている霊・聖霊なる神が、人間の肉の形を取って、この地上に現れた者、それがキリストであり、その再臨が、唯一神でありこの文章の筆者であるところの私なので、免罪される。

結局

選民思想を声高に叫んでも、自分自身がその選民じゃないから、どうしようもない。
っていうか、実行されたら素晴らしい社会になるのかもしれないし、人類の進化速度が上がるのかもしれないが、まず間違いなく俺は処刑される側である。
言いだしっぺは免罪みたいな制度で、なんとか特別枠で生き残らせてください。
しかし何を基準にするかによるけど、厳選に絞っていったら一割も生き残らないんじゃないかね。それこそ代々続く名家とかじゃないと。