罪人

読んで面白い事を書く。
これは某大手掲示板でもお約束になっているくらい、最低限のマナーだ(守られてないけど)。
特にネット上では、自分でサーバーを立ち上げて公開しているのでも無い限り、たとえそこがどんなスペースだろうと、何かを公開した時点で第三者のリソースを消費しているわけである。
またweb上ではあらゆる情報が共有されて然るべきだと考えているので、当然公開する情報の内容は共有されるに足る情報でなくてはならない。
となると、こういったいわゆる日記系とでも呼ぶような独白語りっ放しのページは、リソースの消費、無価値情報の氾濫といった点で、意味が無いどころか有害であるとすら言える。
それでも他人様の日記等は、読み手が意識されていたり、最初から知人や友人に見せる事が目的だったりと、「面白くしよう」という意思や「読んでもらおう」という意思が感じられる。
その点において健全である。
他者を意識して書く時点で、それは公開されるに足る物だろう。
少なくとも、ここで自分がやっているように、読まれない事を前提としてただ愚痴を吐き出す事よりは、よっぽど。

というような事を考えた時に、どうすればこのページが面白くなるのか、自分がただリソースを無駄遣いするだけの罪人ではなくなるのか、考えてみた。
もちろん書き手である自分が、他者を意識して書く内容を変えていく(同時に自己改革していく)という事は無い。本質的には罪人のままだ。
これまで通り、ここは気まぐれに自分の普段外に出せない(実生活でもネットの他の場所でも)事を吐き出すだけの、その為の場として利用されていくだろう。
ならば読み手に変わってもらうしかない。

考えた結果、美少年ないし美少女がこれを記入していると考えれば、少しは楽しく読めるのではないかという結論に達した。

早速、美少女が書いていると妄想しながら、自分の書いた文を読んでみた。
まるで面白くなかった。

だめだこりゃ。