新年

晦日だの元日だのクリスマスだの、祝日だの日曜だの月曜だの、全部人が決めたことじゃないか。
そこに意味なんてないじゃないか。
別に元旦は星の並びが特別になるわけでもないし、クリスマスは木星が大接近するわけでもない。
何の意味もないじゃないか。


でも、意味のない日の朝に無理矢理「元旦」という名前をつけ、たとえ虚ろであれど意味を見出した気になり、それで何かをしようという意思に変えることが出来るなら、それはもう無意味ではない。
全ての意味のない日を、意味のないまま過ごすことに耐えられないからこそ、無理矢理意味づけをして、気分を変えるのだろう。そうして気分が変わったのなら、それは僕らにとって既に無意味ではない。


というわけで、2009という無意味な数字に何かフカーイ物を感じ、感慨深くなったところで、今年もよろしくお願いします。